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福岡県福岡市城南区にある庶民派地酒専門店 酒庫なりよしの旨酒日記


by umazake-nariyoshi

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日本酒文化

秋も深まり、過ごしやすい季節になりました。

10月に入り、造りが始まった酒蔵さんも多いことでしょう。

早いところで12月頃には新酒が搾られます。

皆さん、新酒ってどういうイメージをお持ちでしょうか?

ワインだと、11月のボージョレ・ヌーヴォーが新酒のイメージでしょうか。

今年の秋に収穫された葡萄を使い、葡萄のできを見る意味で造られた赤ワインですね。

日本酒の場合は、秋に収穫されたお米を使い酒造りが始まり、

そして約1ヶ月半後に新酒が誕生するのですが、

先日届いた営業チラシを見て???
日本酒文化_c0115019_12345285.jpg
『平成27酒造年度 初搾り新酒』

までは、「早いな~」もう新酒?

くらいでしたが、その後に「山田錦」と書いてあるのです。

えっ・・・・・・

一般の方は疑問に思わないかもしれませんが、

山田錦は晩生(おくて)のお米ですので、収穫時期は10月中旬と遅め。

数年前に、某御蔵さんが「うちの新酒は新米新酒」と

聞き慣れない言葉を使ってアピールされてました。

「新米新酒」?それって当たり前やん。

もうおわかりですね。

私が見た営業チラシは、おそらく古米ではないのでしょうか。

広辞苑では

「醸造したままで、まだ火入れをしていない清酒。

また、その年にとれたお米で醸造して、春に出荷する酒」

と定義されています。

夏酒、ひやおろし、売り手(造り手)の都合で発売が早くなり、

季節感のないお酒になってとの声もあります。

そして、古米を使った新酒。

一般の方にはわからないのでしょうが、

大手メーカーさんと発想は同じですね。

「売ったが勝ち!」みたいな風潮が一部にある様な気がします。

昨日、ご紹介した竹鶴酒造さんの様に真摯に取り組む酒蔵さんを応援したくなりますし、

そんなお酒を飲んでいただきたいと思った今日の朝でした。

酒庫なりよしは、儲かる酒造りではなく「旨い酒造り」を目指す御蔵さんのお酒を

お客様にご紹介していきます。


umazake Saves The Earth 

by umazake-nariyoshi | 2015-10-20 12:37 | 地酒